2009/12/30

Tablette de chocolat(Caraque d'Or)

トゥールーズの近くの "Caraque d'Or"(カラク・ドール)の紹介がまだでしたね。
ブシェタイプの大きなチョコレートを仕入れていて、そちらのファンがフランス人の中には多いのですが、それはまた別の機会に紹介することにして、今回は
タブレット上のもの!

1993年にMarc Vellutが始めたお店。
彼はその前にも別のお店を持っていたそうですが、娘の婿が財産狙いで彼女と結婚したことが気に食わず、お店を売って、その後しばらくスポーツにはまっていたとのこと。その後、娘は離婚。

そんな彼、14歳から始めたチョコレートの道、そんな簡単には忘れられなかった様子。名前を変えて、娘の名義で新しく再出発したのが今のお店です。

紹介するゴツゴツしたチョコレートは、ヘーゼルナッツとfeuilletineというサクサク
したゴーフレットを薄くして、砕いたようなものが入っています。
ダークとミルクの2種類のチョコレートがありますが、なぜかこれはミルクの方がよく売れます。

このチョコレートのファンにはアメリの監督ジャン=ピエール・ジュネ氏。
奥様が監督用にと、時々買いにいらっしゃいます。

個包装される前に、ショーケースなどに入っている時は、グラム売りですので、お好みの大きさに割ってお売り出来ますので、お気軽にお声を掛けて下さい。


 

2009/12/22

Fruit confit(フリュイ・コンフィ)


こちらも季節商品であるフリュイ・コンフィ、いわゆる果物の砂糖漬けです。

1866年Maurice Lilamandによってケーキと砂糖菓子のお店として始まりました。

1903年彼の孫であるJustin Lilamandが引継ぎ、フリュイ・コンフィの専門店にしました。以前はなめし皮工場だったところに移転。

現在は5代目にあたる、Pierre Lilamandによって、伝統的な味を守っています。
仕入れている果物は、クレモンティーヌ(日本のみかんのようなもの)、いちご、洋ナシ、杏、セードラ(コルシカ島で取れる柑橘系の果物)、いちじく、オレンジ、金柑。どれもとても綺麗な仕上がりで、口にするのが勿体無いくらいです。
 

Foie Gras Verrine (Bernard Dufoux)



フランスではクリスマスに前菜として、フォアグラを食べる家庭が多いようです。
もちろん生牡蠣も人気の前菜の一つです。

そこで、今回ご紹介するのはBernard Dufouxのフォアグラに見立てたデザート。
その名も「フォアグラ」。

一見すると、何かお分かりにならないと思います。さて何だと思いますか?
なめらかなマロンクリームと、黒い部分はダークチョコレートのガナッシュ。
ガナッシュは底だけではなくて、中にも入っています。

そして、表面が少し色が違うのがお分り頂けますか?脂に見立てて、マジパンで蓋をしています。

マロンクリーム好きの方にはたまりません。
フランス人のお客様で、毎年楽しみにされている方がいらっしゃいます。
スプーンですくって、少しずつ食べるのが好きだそうです。

マダムはなるべく新鮮なものを提供したいと思っているので、クリスマス商品の入荷もギリギリ。
お客様にとっては美味しいものが口に入るので、とても良いと思います。
包装する私はてんてこ舞い。(苦笑)

そしてクリスマス商品をせめて、クリスマス前にご紹介したいとちょっと焦っている私です。

2009/12/20

Papillote(パピヨット)

木曜日に初雪が降ってから、急にマイナスまで気温が下がったパリ。
かなり寒いです。
パリにご旅行にいらっしゃる方は、しっかり防寒着をご用意して下さい。

クリスマス前になると、フランスではスーパーにチョコレートがたくさん並びます。
その中のひとつ、キラキラと光るような紙でキャンディー包みにされたもの、Papillote(パピヨット)をご覧になられた方も多いのではないでしょうか?

一般的にずいぶん前から用意されていて、しかも工場生産のものなので、
美味しくないとの評判。

エトワル・ドールでは、そんな評判も吹き飛ばすものを用意しています。

なぜなら、普段取り寄せているベルナッション、ジロットなどのボンボン
タイプのチョコレートやアンリ・ルルーのキャラメルを包装しているからです。


元々はリヨンで始めたようです。
包み紙の中身は、Petard(ペター)と
呼ばれる爆竹。細長い棒状のものが見えますか?それですよ。
両端を引っ張ると「パンッ」と音がなります。日本のクラッカーの代わりでしょうか?

そして、ちょっとした小話が書かれた紙が入っています。
思わずクスッとなるような話のはずですが、日本人の私にはその笑いが分らないことも・・・(泣)

お子様向けに購入される方が多いので、中身はミルクチョコレートも珍しく多めに用意しています。

それにしても、もっと早くご紹介出来れば良かったのですが、クリスマス前で
お店は休みがありません。朝10時から20時まで営業していますので、時間が
なかなか取れませんでした。でも何とかクリスマス前に紹介出来て良かったです。

マダムは少しも疲れを見せず、元気にされているので、あともう少し私も頑張らなくては!

2009/12/15

マロングラッセ入荷!



お待たせしました。
ついにマロングラッセ入荷しました。
本当は先週の金曜日に入荷されるはずが、今日になり、ご迷惑をお掛けしました。

しっとりとした綺麗な出来ですね!

2009/12/14

Pâte d'amande à la pêche(桃のマジパン)



マダムの一番の
お勧めのチョコレートを紹介します。

Fabrice Gillotteのbouchée(ブシェ)と呼ばれる
大きなチョコレートです。

ショーウィンドーに
飾られているので、お気づきで
ない方もいらっしゃるかも知れません。

このチョコレートは以前、女優メリル・ストリープがこちらに来られた時に
試食され、「oh, my god」と言いながら、とても喜んで頂いたとのこと。
その様子をマダムに紹介された方も少なくないはずです。


さて、一見見ると派手さが無く、とても
地味なチョコレート。
中はしっとりとしたpêche de vigneという
名の果肉の赤いの味のマジパン
写真でお分かり頂けるでしょうか?
中心の色が少し濃くなっている部分は桃のピューレ。
上にほんの少しのっているのは、
桃のジャム。

かなり手の込んだお菓子です。
チョコレートというよりも、ケーキ感覚でお召し上がり頂くと良いと思います。

2009/12/13

Les 13 desserts(13種のデザート)

ヌガーの老舗「Nougat Fouque」から、ヌガーの配達と共にクリスマスに
ついての小冊子が届きました。マダムから一読
しておくようにと1部渡されました。


せっかくなので皆さんにも、カトリック信者の多い
マルセイユなど南仏プロヴァンスのクリスマスの
風習をお伝えします。


24日の午後、まずは煙突の掃除をします。
その晩、「Gros Super」と呼ばれる夕食を食します。


その際に用意するものがいくつかあります。

三位一体にちなみ用意するものとして、
  • 白いテーブルクロス3枚
  • ロウソク3本
そして、12時のミサに遅れないように9時にテーブルにつきます。
  • 7種類の料理(タラなど魚料理がメインになることが多いようです)
  • 人数+1のお皿を用意(元々はお腹を空かせて、訪ねて来る僧侶、貧しい人のため)
  • パン
  • ワイン
  • そして13種のデザート

では本題の「13種デザート」を紹介します。
  1. La pompe à l'huile(ポンプ・ア・ユイル)・・・ フガスのようなパンで小麦粉、オリーブ油、オレンジ水、砂糖から作られます。「vin cuit」という加熱処理をし、果汁を濃縮して作られた甘く口のワインに浸して食べることも。
  2. Le nougat noir et blanc(黒と白のヌガー)・・・卵白の入っていない黒いヌガーとアーモンドだけが入っている白いヌガー
  3. Les quatres mendiants(4人の乞食)・・・4つの修道会を象徴する色から選ばれた物
  • Les noix ou les noisettes (くるみもしくはヘーゼルナッツ)・・・Augustins
  • Les figues seches(ドライイチジク)・・・Fransciscains 
  • Les amandes(アーモンド)・・・Carmes
  • Les raisins secs(レーズン)・・・Dominicains
  4.Les dattes(なつめ)・・・聖母マリアがある日、なつめの美しさに
思わず口を開けて眺めていた口の形が「O」だったことから、キリストの象徴に 
  なったと言われています。
   5. Les Calissons d'Aix(カリソン)・・・マジパンとメロンの砂糖漬けを練り  合わせて作られたプロヴァンスの銘菓
  6. La pâte de coing(マルメロのゼリー)
  7.   Les raisons frais (ぶどう)・・・白い葡萄を用意することが多い
     8.   Les oranges ou les mandarines (オレンジもしくはみかん)
     9.   Les poires(洋ナシ)
    10.  Les pommes(りんご)

フルーツは砂糖漬けもしくは生のものを用意するようです。
地域によって、多少用意するものが違うようですが、13種類用意するとのこと。

13種類の由来はキリストと12人の弟子を表していると言われています。

このデザートを口にするのは、ミサから帰宅してから。
それぞれ、少量ずつでも13種類を全て食べなければいけません。

こんな風習のために、フルーツの砂糖漬けを入荷されていますよ!

2009/12/11

トリュフ入荷!

今の季節限定のBernachonのトリュフが昨日入荷しました!
スペシャリテであるPalet d'or(パレ・ドール)とは素材はほぼ同じでも、食感などが変わります。
この時期にパリにいらっしゃる方は是非お試し下さいませ。

2009/12/04

季節商品(栗の形のチョコレート)


ショーウィンドーにある少し大きめのbouchéeと呼ばれるチョコレート。
クリスマスに合わせて入荷しているものは、「栗の形」のチョコレートです。
Uberachというアルザス地方から届くものです。


表面はミルクチョコレート、緑色の部分はピスタチオのマジパン、そして中身は
プラリネ。
形は栗でも残念ながら、栗は全く利用
されていません。
栗好きな私は、それを知って少しガッカリしてしまいました・・・

でも普段あまり食べることのない、
マジパンとプラリネの組み合わせ。
美味しいです。

こちらは売り切れ次第、終了ですので、お早めに。





2009/11/30

Pain d'épices (Mulot & Petitjean) パン・デピス

クリスマスが目前になって来ました。
そこで少し焦って紹介するものは、ディジョンのパン・デピスです。

パン・デピスをご存知でしょうか?
英語ではジンジャーブレッドと呼ばれています。フランスではディジョンとランスのものが有名です。

ディジョンのものはfromentという上質の小麦粉を利用し、ランスのものは
ライ麦粉を利用しています。

使用されるスパイスはお店によって、多少違いがあるようです。
必須なものはショウガとシナモン。その他に頻繁に使用されるものはクローブ、カルダモン、ナツメグ。たまに利用されているものがアニス、ラベンダー。

パン・デピスの歴史は古く、10世紀の中国で食べられていたmi-kong(蜂蜜のパン)が十字軍によってヨーロッパに伝えられたと言われています。

私たちが取り扱っているパン・デピスはディジョンのMulot&Petitjean(ミュロ・エ・プティジャン)。
Barnabé Boittierが1796年に創業した老舗店です。

ここで、「あれっ?」って思われた方がいらっしゃいますか?
現在のお店の名前になるまでにも、老舗なだけに歴史があります。

1838年 Louis Mulotに譲渡
1875年 Alfred Petitjeanに譲渡
1901年 Auguste Petitjean(Alfredの息子)とMarguerite Mulot(Louisの娘)が結婚
1963年 Albert Petitjeanによって、Mulot&Petitjean創立
1998年 Catherine Petitjean-Dugourdによって引き継がれる

昔からと同じ製法、レシピで作られているパン・デピス。
油脂分、保存料は全く一切利用せず、上質の粉、蜂蜜、スパイスなどで作られているものです。
スーパーで売られているケーキのようなパン・デピスとは違い、しっとり感は
なく、一見パサパサしたように
見えますが、トーストし、バターを塗ってお召し上がり頂くと、美味しさが分ると
思います。

トーストしている間にスパイスの香りがし始めますので、焼き上がりが待ち遠しくなります。

保存が利くものなので、お土産、もちろんご自分の朝食用にも心配なくお持ち
帰り頂けます。

写真をご覧下さい。
現在販売中のものは来年の7月16日が期限です。




 




2009/11/29

チョコレートの食べ比べ(Bonnat)

友達を誘って、Bonnat社の板チョコレートの食べ比べをしました。
Bonnat社のチョコレートは原産地別に
なっているものです。


15種類ほどの中で、今回は貴重な品種であり、Criollo系Porcelana(ポルセラーナ)を主に選びました。


Porcelana、Mafil de Blanco、Apotequil、Real del Xoconuzco、Jamaïqueの計5種類。


Porcelanaは1年に1000kgしか取れず、それを世界中で分けるので、貴重と
言われています。世界中と言っても、主にヨーロッパ国内で分けられているの
でしょうね。

  • Porcelana ヴェネズエラ産。マダムの一番のお気に入り。 酸味、渋みなどがなく食べやすいもの。
  • Apotequil ペルー産。香ばしさがあまりなく、フルーツ系の 味が強く、酸味がある。色はこれだけが唯一少し赤みを帯びている。
  • Mafil de Blanco 他のものに比べて、少し甘みを強く感じ、 ナッツ系とフルーツ系の味が上手に合わさった味。
  • Real del Xoconuzco メキシコ産。最初は香ばしく、後味が フルーツ系の味。
  • Jamaïque ジャマイカ産。スパイス系、少し花の香りがし、 甘みがある。
結果的にはこんな感想を持ちました。
あくまでも私個人の感じ方なので、それぞれ多少違う意見だと思います。


しかも味比べしたのが14時過ぎ・・・
でも多少参考になれば嬉しいです。


チョコレート鑑定士のChloe Doutre-Rousselによると、早朝に試食するのが、口蓋が他の味に邪魔されることなく、きちんと味を見極めることを出来やすいとのこと。


朝食前に頑張ってみる気になったら、もう一度試食してみます。


試食したのは私を含めて、3人だったのですが、面白いことに3人が3人とも
好みのチョコレートが違いました。皆さんもご自分のお好きなチョコレートを探して下さいね!

 (備考)
カカオ豆は3種が有名です。
  • Forastero(フォラステロ)・・・ 少し渋みが強いが病気に強く、世界中で一番生産量が多い
  • Criollo(クリオロ)・・・ 主にヴェネズエラなど中南米で生産されている。栽培が困難で味がマイルド。
  • Trinitario(トリニタリオ)・・・ そのふたつを交配させたもので、中間の味。産地によっては香りの良いものがある

2009/11/26

結婚(滞在許可証の身分変更)

今回はお菓子の話ではありません。ごめんなさい。


結婚して既に2ヵ月半が過ぎた11月24日、ついに滞在許可証の身分変更。
朝9時に予約が取れていたので、夫婦揃って8時15分くらいにシテ島にある警視庁へ向かいました。
既にズラッと列が・・・
8時35分に門が開き、セキュリティーチェックが始まりました。空港と同じものです。


学生の滞在許可証更新とは違い、人数も少ないし、受付のフランス人も感じが良くて、スムーズに事が進みます。


必要書類は、


・Convocation
・パスポート
・Acte de naissance avec filiation
出生証明は、日本への婚姻届を大使館に提出し、約1ヵ月半ほどで、変更されます。新しいものを取り寄せ、大使館で訳してもらいます
・Acte de marriage
・写真 4枚(3,5x4,5cm)
写真は3枚とかいてありましたが、4枚セットのものを持っていくと、全て利用されました。なので、4枚持っていくことをお勧めします。髪にヘアピンなどを使用している写真は駄目です。私は前髪を頭の上で留めていたので、
その部分をカットされました(苦笑)
・滞在許可証
・住居証明
*連名のEDFの領収書、家賃の領収書など3ヶ月以内のもの
・税金の請求書


彼が必要だった書類は
・ID


全ての書類のコピーが必要です。
念のため、住居証明は「これでもか!」っていうくらい、いろんな請求書を
持って行きました。
すると宛名が「マドモアゼル」のままだったので、来年までにはちゃんと変更しておくようにと言われただけで、問題なしでした。


滞在許可証の引き取りは1月24日以降です。
今までの学生の滞在許可証更新は何だったのか!?と思うほど早く、
30分ほどで終了しました。

2009/11/23

栗ペーストと栗の水煮(L'ardèche)

フランスには栗を表す言葉が二つのをご存知ですか?
日本でもお馴染みのmarron(マロン)と châtaigne(シャテーニュ)。
実はmarronとは西洋とちの実で、日本の栗はchâtaigneと呼ばれている
方です。フランス人でもその違いを知らない人も多いようです。
なぜなら、現在はその違いをそれほど区別してないようです。

その2種類の違いをフランス語で説明したサイトはこちら
このサイトではchâtaigneは実が2~4つに分かれていて、marronはひとつと紹介されています。

マロニエが街路樹としてたくさんパリにはあるので、marronが落ちているのを見かけた方も多いのではないでしょうか?
今の季節、スーパー、マルシェではこの2種類の栗が売り出されています。

さてそんな栗ですが、フランスで有名な産地はArdèche
その地方の栗のペーストと栗の水煮を紹介します。

去年はあっという間に売り切れて、味見をすることさえも出来ませんでした。
今年はマダムが到着してすぐに、味見をさせてくれました。

柔らかい栗のペーストはしっかりとした栗の味と甘み。
そのままスプーンですくって食べるには甘いけれど、トースト、クレープ、さらにはバニラアイス、ロールケーキにするなど、利用価値はかなりありますね。

フランス人は栗の水煮をお料理に使います。
クリスマスのチキンの中に詰めたり、杏と一緒に煮て、お肉の付け合せにしたり、もしくは栗のスープ。

フランス人の方に買い占められないうちに、どうぞお試しくださいませ。



2009/11/20

お店での出会い

今週はなぜか、今までお会いしたいと思いながらブログを読ませて頂いていた方3名に立て続けにお会いすることが出来ました。

まずは火曜日の仕事後、英語圏の方々に人気のブロガーClotilde Dusoulierのサイン会へ行って来ました。彼女はモンマルトルに住むフランス人ですが、
カリフォルニアに留学していたことをきっかけに英語で料理、お菓子に関する
ブログ「Chocolate&Zucchini」を書き始めた方です。現在はフランス語でも書かれています。パリのグルメガイドも出版されていて、その本にはマダムの
お店も紹介されています。
フランスの「ELLE à table」という雑誌にもコラムを書いています。

2人目は今朝ご来店。
David Lebovitzというサンフランシスコ出身のアメリカ人で現在パリ在住の
元パティシエという方。彼も英語圏の方々にはとても人気のブロガーです。
彼のブログをご覧になられた世界中の旅行者がどれだけいることでしょうか!?
そんな彼は鼻にかけることなく、とても感じの良い方でした。

そして最後の3人目。
最近に見つけたブログ「On s'appelle」を書かれている近藤陽子さん。
彼女はフェアトレードのチョコレートを作りたく、コートジボワールまでカカオ豆を買い付けに行かれました。パリに戻って来たのは、今日だったようです。
お疲れのところ、足を伸ばして頂けるなんて光栄でした。夢に向かって、前向きに頑張っていらっしゃる様子がブログから伝わります。
同じチョコレートを扱っている者として、応援させて頂きたい気持ちでいっぱいです。

実際3人にお会いして、今まで以上にブログが楽しみになりました。
お店に来るお客様は、食べることが好きな方が多いので、情報交換の場でもあり、毎日楽しく働かせて頂いています。美味しい情報をお持ちの方は、是非是非教えて下さいね!

季節商品入荷のお知らせ


栗の季節が到来ですね。パリに焼き栗の屋台が増えています。
先週から、栗の水煮とマロンクリームが入荷しています。
詳しいことを調べるまでに多少時間がかかりそうなので、先に入荷のお知らせだけさせて頂きますね。

マロングラッセはまだ入荷しておりませんので、もうしばらくお待ち下さいませ。

2009/11/18

Chocolat Macaron de Nancy

マカロンって聞くと、パリのマカロンを思い浮かべる方が多いですよね?
フランスでは地方によってさまざまなマカロンが作られています。

13世紀から作られているサン=テミリオンのmacaron craquelé、16世紀からのアミアンのmacaron d'Amien、そして18世紀からナンシーで作られている macaron de Nancyなどが有名です。

今回取り上げたいのはナンシーのマカロンです。
以前にベルガモットキャンディーを紹介した際に、簡単にマカロンのご紹介をしました。そのお店のマカロン入りの
チョコレートを紹介します。

このお店のマカロンは、砂糖を煮詰めて、メレンゲを
作り、その中にアーモンドパウダーを混ぜ込み、カリカリとした食感に仕上げているようです。

チョコレートの表面にはお店のロゴ。
中にはアーモンドのプラリネにマカロンの砕いた物が入っています。
香ばしく、美味しいですよ!

 

2009/11/13

Cabotte a chocolat

ワインで有名なジュヴレ=シャンベルタンにあるClemenceyという小さな町の
チョコレート職人を紹介します。

「Cabotte a chocolat」という名前のお店です。
上の写真がその町で、お店は写真の真ん中辺りに写っているお家の中の
一つがそうです。
Cabotteとは石造りの小さな小屋です。ブルゴーニュには今もまだ残っている
とのこと。

元々このお店を発掘したのは、常連の脚本家。
この地域で撮影のための滞在中に発見し、とても美味しいと勧めてくれたのがきっかけ。
さっそくお勧めのチョコレートを10種類ほど、試食を送って頂き、気に入った
5種類を仕入れ始めたのが、約1年ほど前。

エスカルゴの形をしたチョコレートがあるのがわかりますか?
ブルゴーニュはエスカルゴで有名なので、エスカルゴの形にされたようです。
中身は香ばしいプラリネ。このプラリネがとても美味しいのです。
上手にヘーゼルナッツをギリギリまで
ローストし、ペーストにされています。

「Cabottin」という名前のエスカルゴの左隣にある平べったいチョコレート。これは少し珍しいチョコレートです。
生クリーム、バターなど一切利用していないチョコレートとのことです。中身は
カシスのガナッシュです。ガナッシュとは通常温めた生クリームでチョコレートを溶かすのですが、これは温めたカシスのピューレで作られています。
少しカロリーも抑えられていることでしょうね!

丸いチョコレートが2種類ありますが、ダークチョコの中には半分液体状の
キャラメルが入っていて、ホワイトチョコの中にはカシスのジュレが入っています。このお店のカシスは自家製です。今年のカシスは味が濃厚とのことです。この2種類のチョコレートは食べる時に要注意です!
中から、液体状のものが出てくるので、お友達と半分こにするのはちょっと無理だと思います。

まだまだ知られていない小さなお店。
要チェックですよ!






2009/11/11

Bûchette Aphrodisiaque (Bernard Dufoux)

Bernard Dufouxというチョコレート職人は、日本であまり知られていないの
ではないでしょうか?
ベルナッションで修行され、MOF(フランス最高職人賞)も獲得されたことのある職人です。

今回紹介する彼のチョコレートはAphrodisiaque。
「強壮剤」とも訳せる、ちょっと刺激的な名前です。
なぜそんな名前が?!
チョコレート自体にそのような効果があると言われていますが、さらに生姜の
砂糖漬けが入っているからでしょうね。

言葉で紹介しても分かりにくいと思いますので、断面図を見て頂きましょう。

中心の黒い部分はプラリネ、その周辺の部分はピスタチオのマジパン。
表面はもちろんチョコレート。

このくらいの薄さにカットして食べて頂くと、美味しくお召し上がり頂けると思います。間違って、かぶりついてしまうと、かなり濃厚なチョコレートなので、
後から胃にズッシリとくると思いますので、要注意!

フランス人女性は男性へのプレゼントとして、購入されますよ。
ちょっととした愛嬌ですね。



携帯サイト

携帯でも、サイトをご覧頂けるようにしました。
パソコンをお持ちでない方、携帯のご利用の方が便利な方向けです。

写真などは小さくてわかり難いかも知れませんが、どうぞよろしくお願いします。

2009/11/06

Sucre d'Orge de Moret

私の一番のお気に入りの缶。
大麦糖で作られたアメのご紹介。お味はとても素朴で、べっこう飴のような
味です。

パリからそれほど遠くないMoret-Sur-Loingで作られています。
印象派画家アルフレッド・シスレーを魅了し続けたこの街。彼は亡くなるまで、およそ20年間を過ごし、数々の作品を残しています。

このアメの歴史を紹介します。
1638年、ベネディクト教会の修道女によって作り始められました。
この素朴な大麦糖の甘みのアメは宮廷人を魅了し、現在に至るまで同じ製法で作られています。
しかし現在は修道女によっては、作られてはいません。秘伝のレシピは
1970年、Rousseau家に伝わりました。
「大麦糖博物館」もこのお店のすぐ側にあり、歴史、製法を知ることが出来ます。

パリから日帰りで行ける距離なので、春になったら、一度遊びに行ってみることにします。
その際には中世の名残のあるこの町を紹介しますね。


2009/11/04

店内紹介

このブログを読んで下さっている方の中には、お店に一度もまだ来る機会の
ない方もいらっしゃるはずです。そんな方のために今日は店内のご案内。

ご来店されてご存知の方は、
「そうそう、ここここ!」っと思いながらご覧
下さい。


毎日飽きずに、働ける理由のひとつに、宝箱の中にいるような気がするこの店内。マダム自慢のお店のはずです。

1904年以来、フランス語でコンフィズリーと呼ばれるのお菓子屋です。

マダムは約37年前にこのお店を購入
しました。いわゆるお店にひと目ボレ状態だったようです。

店内は一面ガラス張りで、お菓子の台は
大理石。
家具はアールヌーボーの好きな方にはたまらないアンティーク。

レジ代もため息の出そうなものですね。


そして見落としてしまいそうなのは床。お見逃しなく!可愛いタイル張りの床です。


フランス国内でも、このような内装のお店が減って来ているようで、フランス人の方にもとても喜んで頂いていますが、日本人の私達にとっては、何だか別の世界のような気がしませんか?

2009/11/01

Tablette fourrée (Franck Kestener)

今日はお土産に良いお手頃な
チョコレートを紹介します。
フランク・ケストナーの小さな板チョコ
です。

なんだ、普通の板チョコ?
と思われる方がいらっしゃいますか?
いえいえ、ガッカリさせませんよ!

この小さな板チョコは手が掛かっています。
ベネズエラ産のカカオ66%のチョコレートの中に塩バターキャラメルとサブレが入っています。
カカオの配分は高いのですが、中にキャラメルなどが入ってる分、調度良いと感じるはずです。

カットした中身を見て下さい。
キャラメルがお好きな方は惹かれませんか?

いろいろな色のリボンを掛けて販売していますが、中身は全て同じものです。皆様のお好みのリボンの色をお求め
頂けるように、変えているだけです。

2009/10/23

Image d'Epinal


お店の包装紙をご存知ですか?
エピナル版画を利用したものです。マダムが包装紙にしたのはその中でも「Devinette」と呼ばれるシリーズのものです。「Devinette」とは日本語に訳すと「なぞなぞ」。絵の周辺に質問が書いてあり、その答えになる絵を
探さなければいけません。いわゆるだまし絵のようなものです。
きっとマダムと一緒に絵探しをされた方が、何人もいらっしゃるのではない
でしょうか?
左の絵が私たちがよく見本にお見せするものです。

ここで一緒に絵探しをしてみませんか?
タバコを吸っている男性がいますね。
ではタバコを吸ってない人を探して下さい。よく絵をご覧下さい。どうですか?わかりましたか?
答えは煙の部分が人の顔になっていますよ!
それでもお分かりにならない方は、お店にお越し下さいませ。

今回はそのエピナル版画の歴史を紹介します。

1796年、エピナルという町にJean-Charles Pellerinによって創業されたPellerin社。
当初は木版画で色も使用されず、民衆版画だったようです。名もない職人達によって作られていました。
1820年、リトグラフに変更することにより、色彩豊かになり、印刷部数も増え、フランス国内に知れ渡りました。
1984年、Pellerin社は破産申請をしました。
しかし、エピナル版画と共に育った実業家たちが、このような文化遺産をなくしてしまうのは惜しいと、工場を買い取りました。そして現在の株式会社Imagerie d'Epinalが発足しました。

フランス語で"image d'épinal"という言い回しがあります。
それは単純、素朴という意味です。金太郎飴のように同じ絵がたくさん
刷られ、世の中に出回ったことが由来のようです。
そして、もうひとつのご紹介する言い回しは"sage comme une image"、とてもおとなしい、賢明なという意味。

この会社の歴史を調べているうちに日本とのつながりを見つけました。
1869年に出た作者不明の"Le chien du Japon"「日本の犬」は日本の「花咲爺さん」のお話。
1906年に出た9枚の日本シリーズの漫画には"Shidari-kiki"というサインが見られます。それは「江戸っ子のフランス人」と称していた「左利き」の
画家Georges Ferdinand Bigotの作品です。彼は1882年から1899年まで日本に住んでいました。
今年の夏、東京で彼の展覧会が催されたようなので、ご覧になられた方も
いらっしゃると思います。彼に関しては本も出ているようですね。興味のある方はいかがですか?

「フランスの浮世絵師ビゴー」及川茂著

フランスではなかなか手に入りそうにないので、私は次回帰国した際にでも
チェックしてみることにしてみます。


Imagerie d'Epinal
42 bis quai de dogneville
88000 Epinal
03.29.34.21.87

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2009/10/20

Bonnat

Salon du Chocolatの最終日であった日曜日。マダムと一緒に行ってきました。
日頃お世話になっている職人さんにお会い出来、さらに新作を味見させて頂いたりで、大満足の一日でした。
でもチョコレートは食べ過ぎると、かなり辛いですね・・・
皆さん、食べ過ぎにはご注意!!!

今日は老舗のBonnatを紹介します。

1884年Félix Bonnatによって
創業。
1904年から1種類のカカオ豆を
利用してのチョコレートを製造開始。
1983年から産地別のチョコレート
製造開始。

使用されるカカオは全て契約農家から買い付け、自家焙煎し、チョコレートにしています。さらに以前と変わらず、香料、レシチンを一切利用せずに昔ながらの製法で作っています。

お店ではBonnat社の10種類以上の板チョコを販売しています。
以前ミルクチョコレート2種類を紹介しました。それにしてもカラフルなパッケージの色に惹かれてしまいませんか?

近いうちに他のチョコレートも紹介したいと思います。
まだ試作段階のチョコレートを試食させて頂きましたが、とても美味しいものでした。それが公表され次第、入荷する予定です。

いつかチョコレート好きの人集めて、全て少しずつ試食して、味比べを出来ないかしら?と思ってしまいます。1種類だけ食べても、なかなか味の違いが分かりにくいのです。

今回「カカオのことを一から勉強したい」と思わされる出会いもあり、
とても充実したサロン・ド・ショコラでした。行かれた皆さんはいかがでしたか?
日本で行く予定の方もいらっしゃいますよね。その方々はもうしばらくの我慢ですね。

2009/10/18

年末年始の営業

メールで年末年始のお問い合わせを頂きました。

今年の年末年始の営業は、どうなるかはっきりまだ決まっていません。
でも大体去年と同じだと思いますので、去年の状況をお伝えします。

12月中旬から12月24日まで、月曜日も朝から営業しました。
25日は半日営業。人が少なければ、すぐに閉めたようです。私は働きませんでした。
26日から31日までは通常営業。つまり、日曜日はお休みで、月曜日は15時から。
1月1日は午後から2,3時間ほど、営業し、閉めたようです。
2日から通常営業。

こちらは日本と違い、お正月休みがありません。
その代わり、クリスマス休暇をとるお店もあるようですが、チョコレートは繁盛期なので、私たちは営業します。

今年の営業状況は分かり次第、こちらでお知らせしますね。

2009/10/17

Fabrice Gillotte

ついにお気に入りのチョコレート職人の紹介です。ディジョンのFabrice Gillotteです。
パティシエの父を持つ彼は16歳で、
この世界に入り、両親がコンフィズリーにしていたお店をチョコレートを主にするお店に変更しました。

1990年、MOF賞を若干26歳で獲得。
その後、数々の賞をフランス国内で獲得しています。日本のサロン・ド・ショコラにも2年連続で参加し、好評を得ているようです。

彼のチョコレートはどれを食べてもほぼ間違いなしです。

今日入荷した彼のチョコレートを見つめていたのが、マダムに見つかってしまったのか、「新鮮なチョコレートの味見をしてみたい?」と。遠慮なく少し惹かれていた「Tonka」を選びました。

トンカ豆をご存知ですか?
中南米の豆で、「クマリン」という香り成分を含んでいて、普通は香水の香り付けに使われているものです。

どんな香りがすると思いますか?
一般的には、シナモン、アーモンド、八角、バニラのような香りがすると
いわれています。
桜の葉にもクマリンが入っていることから、少し桜餅のような香りがすると言った
方が、日本人の方には分かりやすいかもしれませんね。

Bernad Dufouxのチョコレートの中にもTonkaを入荷していたので、味比べを
させてもらいました。すると彼のものはジロットのものよりも少し控えめです。
香りがあまり強くない方が好きな方はこちらの方が良いかも知れませんが、
私はジロットのものが好みでした。




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