今回は日本の和菓子のご紹介。
お客様からお土産に頂いた栗のお菓子。
「銀座鈴屋」をご存知ですか?
昭和26年からある甘納豆専門店のようです。
せっかくなので甘納豆のことを少し調べてみました。
豆類、栗、ハスの実、さつまいもの輪切りなどをザラメ糖を溶かした水の液汁で煮て、砂糖をまぶし、乾燥させたもの。
1857年に榮太樓が発案。
その当時は「甘名納豆」という名前でした。
煮ると皮の腹が切れる小豆の納豆が「切腹」を嫌う武士から縁起が悪いとされたため、最初は若干風味の落ちる大角豆(ささげ)を原料にしました。
甘納豆を調べていて、興味深い文章を見つけました。
およそ菓子は、三つの要素を具備する必要がある。それは、1)風味が佳く、2)形態が美しく、3)栄養に富むことである。この三要素が全部備われば、上乗の優良品となることができる。 この三要素のうちもっとも重要なものは、風味の佳良なことである。たとえ形態が美しくても、風味がまずいならば、それは見かけ倒しの菓子であるに過ぎない。栄養だけが特に豊富であっても、それだから上等の菓子だとはいえない。それでは、薬用品になってしまう。 ……………それに美しい形態と、色彩と適度な大きさと、美術的の技巧とを加え、さらにその上に栄養分が豊富ならば、三拍子そろった上乗品になることであろう。なるほどと思わされます。中村孝也著『和菓子の系譜』より
確かにフランス菓子も元々薬品として食されていたものが多い。
その後、改良を経て、今のお菓子という形になっている。
包装紙の色が綺麗で、捨てるのがもったいなかったので、バラを作ってみました。
折り紙がないので、綺麗な紙を見つけると折り紙代わりにしてしまう私です。
それにしても、折り紙でいろいろ作れるんですね~。折り紙の本が欲しくなりそうです。
(ブログを読んで下さっているとのことだったので、この場をお借りして、改めてお礼をさせて下さい。ありがとうございます。甘納豆のことを知る良い機会にもなりました!)