2009/09/30

Nougat (Fouque)

この時期に見逃せないヌガーをご紹介します。
南仏SignesにあるFouqueのものです。

えっ!?
モンテリマールのものではないの?と思われた方がいらっしゃるのでは
ないでしょうか?

実はヌガーはギリシアからマルセイユに17世紀初めに伝わったお菓子です。
最初はくるみを利用していました。そのことから、最初の名前は "nux gatum"(クルミを利用したもの)だったそうです。
その後、モンテリマールに伝わり、クルミの代わりに、アーモンドを利用する
ようになりました。そして、現在モンテリマールのヌガーが有名になったようです。

1864年から続く、Fouqueは現在もレシピを変えず、伝統を守り続けて
います。そのこだわり方は、なかなかのものです。蜂蜜を煮詰めるのは薪を
利用し、はちみつ、アーモンドは自分達で採取しているのです。そして、包装はもちろん手作業です。
厳選した材料を使い、良い状態で作れる期間しか作らないので、9月中旬から12月末までしか、製造、販売をされていません。

こんな風だと、頑固で付き合いにくそうな方を想像してしまいますが、デニス
おばさん曰く、「バカンスに毎年遊びに来るように誘ってくれ、訪れるとお姫様になったような対応をしてもらうのよ」とのこと。

ヌガーは白いものが2種類と黒いものがあります。包装紙の色によって違い
ますので、紹介しますね。

白・・・白いヌガーで、アーモンドは湯がいたものを使用。
緑・・・白いヌガーで、アーモンドはローストし、ピスタチオ入り。食感も楽しめるので、私は一番のお気に入り。
金・・・蜂蜜をじっくり煮詰め、アーモンドを加えたもの。香ばしく、アーモンドが好きな方にはかなり好評です。白いものに比べてギッシリ入っています。

3種類とも、後味にしっかりとした蜂蜜を感じますので、このヌガーを一度食べると癖になり、他のもでは物足りなくなってしまうかも知れませんよ!

フランス人の方は、このヌガーを毎年楽しみにされていますので、買い占められる前にご購入を!12月末までは、再度仕入れることが出来るので、冬中は大丈夫だと思います。その後は売り切れご免になります。賞味期限は5月末
までなので、お土産にも安心ですよ。


2009/09/29

Le caramelier

「キャラメリエ」という名のキャラメルペーストを紹介しますね。
先日ご紹介しました、アンリ・ル・ルーによって作られているものです。
CBSと呼ばれる塩バターキャラメルのペーストです。

アメリカ人のお客さんにはとても人気で、スプーンでそのまますくって食べて
しまうという方も!

フランス人はこのペーストをクレープやトースト、シンプルなバターケーキに塗ってたべているようです。
私のお勧めは、シンプルなクッキーに挟んだり、バニラアイスに混ぜて食べることです。

購入してすぐは20度以下の所で保存し、開封後は冷蔵庫で保存。そしてお召し上がりの少し前に常温に戻されると、塗りやすくなります。冷蔵庫から出してすぐは、塗りにくいですからね。

癖になってしまうかも知れませんので、要注意です!
フランス人の常連のお客様は、先日家まで待ちきれずに、開封し、指で舐めながら帰ったと・・・(笑)


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2009/09/27

Cotignac d'Orléans

日本人の方にはあまり馴染みのないお菓子をご紹介します。

Cotignac d'Orléansという名前のマルメロのゼリーです。
マルメロとはカリンに似た果物で、生で食すことはないようです。

マダムはマルメロをオーブンに丸のまま入れて、
じっくり30分くらいかけて焼き、その後半分に切って、蜂蜜などの甘みを加えて、スプーンで混ぜながら食べるとのことです。

このコティニャックというお菓子の歴史を紹介します。
オルレアンで作られているゼリーですが、オルレアンと聞くとジャンヌ・ダルクを思い出される方も多いのではないでしょうか?フランスが勝利したのは、彼女が戦い前夜にコティニャックをなめたからとも言われています。ということは中世の頃から存在していたのですね。
ふたの絵はジャンヌ・ダルクが馬に乗っている姿を描いたようです。
その後、François Ier のお気に入りのお菓子で、18世紀まで、王家の重要なお客様に贈られたようです。ルーブルにあるVéronèseの大きな絵、"Les Noces de Cana"にもこのゼリーが描かれています。お分かりになるでしょうか?テーブルの上に、小さな丸い木の入れ物に入ったものです。

以前からもみの木のようなépicéa
呼ばれる木で作られた丸い容器に入っています。フランスではこの容器のふたをスプーン代わりにして食べるようです。

このゼリーは消化を助ける役割もあると昔からいわれ、「美味しいくすり」と
呼ばれたことも・・・

伝統のあるこんなお菓子をジャンヌ・ダルクにあやかって、勝利祈願のフランス土産にしてしまうっていうのはいかがでしょうか?


2009/09/26

ヌガー入荷のお知らせ

皆さんお待ちかねのヌガーが入荷しています。
今年のヌガーもお味見を早速させて頂きましたが、相変わらずの美味しさです。
包装紙の美しさも変わりません!

今日は入荷情報だけで、ヌガーのお話はゆっくりと後日しますね。

2009/09/25

Bernachon(ベルナッション)

Bernachonのチョコレートを紹介しないわけにはいけませんね。
Lyonの有名なチョコレート屋さん。世界中の人がこのチョコレートを求めて
来られます。

私は日本で製菓学校に通いましたが、その際に先生がBernachonで研修を
した人でした。 その先生を通して、このお店の存在を知り、初めてLyonを訪れた際には一番に訪れた思い出の場所でもあります。

さて、お店の歴史を少しお話しましょう。
Maurice Bernachonは14歳からDebauge氏の下で研修を始めました。
その後、LyonのCoillard氏の元で働き、ついにDurant氏の下で働き始めます。Durant氏の定年を期にMaurice Bernachonが跡を継ぎ、息子のJean-Jacquesと一緒にお店を始めることになったのが1953年。それ以来、家族が引き継ぎ、今は孫にあたるPhilippe Bernachon氏の代になろうとしています。彼の奥様、StéphanieさんはPaul Bocuseの娘でもあります。

Bernachonのチョコレートの美味しい秘密は、きっと厳選されたカカオ豆を輸入し、自分達でローストし、クーベルチュールを作っていることではないでしょうか!?
フランスと言えど、なかなかクーベルチュールから作っているチョコレート屋さんはないはずです。
もちろん工場生産の物は別です。

私達は約25種類の板チョコを入荷しています。
その中でも、今回紹介したいのは、Caféです。なぜなら、普通はコーヒーの
味をチョコレートに加えて作るのだけれど、クーベルチュールから作っているからこそ出来る製造方法で作られています。
このチョコレートは、カカオ豆とコーヒー豆を一緒に練っているようです。コーヒーがきつ過ぎず、調度良いお味です。

少しずつ、板チョコレートの紹介もしていきますね。








2009/09/24

Caramels (Henri Le Roux アンリ・ルルー)

紹介するまでもないほど、有名になっているHenri Le Rouxのキャラメルを
紹介します。

CBS(Caramel Beurre Salé)という名で人気な
キャラメルは、ご存知の
通りブルターニュの有塩
バターを使用して作られています。フランスでは普通
お菓子には無塩バターを使用します。


日本ではこの塩バターキャラメルは、ここ数年の間に有名になったのではないでしょうか!?
実はこのキャラメルの歴史は意外と長いようです。

1977年にお店を開店した当時から、作られているのです。
そして、フランス国内にて賞を2回も獲得しています。Henri Le Rouxは
キャラメル職人の称号をも獲得しているのです。
彼が最初にこのCBSを発明したのではないかも知れないけれど、彼が世の中に広めたことだけは確かなようです。

さて、どのように彼のキャラメルが世に広まったのか!?

ブルターニュはタラソ・テラピーで有名な土地です。そこで女性が訪れた際に、Le Rouxのキャラメルを購入するのがお決まりになり、雑誌ELLEに取り上げられたことから人気が出たそうです。

CBSの中にはナッツが入っています。
アーモンド、クルミ、ヘーゼルナッツの砕いたものです。少し大き目に砕いて
あるので、一粒に3種類が入ってないことがあり、私は最近まで、ヘーゼルナッツしか入ってないと思っていました・・・そのように紹介してしまった方には
申し訳ありません。
CBSのバリエーションがあるのですが、こちらもとても美味しいです。
現在はチョコレート、ラズベリー、
カシス、ポム・タタン、オレンジ&
しょうが、Diable Rose(バナナ、ラズベリー、パッションフルーツの
ミックス)を入荷しています。
季節によって、限定商品が出るので、多少変化があります。
夏の間はライム、ピナコラーダ
(パイナップル&ココナッツ)というものがありました。

グラム単位の販売になります。1粒から購入して頂けるので、お味見にひとつ購入してから選んで頂く事も出来ますので、お気軽にお声を掛けて下さいね!





2009/09/23

結婚(滞在許可証更新)

結婚後、パリ警視庁にて身分変更をしなければいけません。
そのためには、予約が必要です。

予約を取ることがすぐに出来ないことは予想していたので、結婚前に電話で
先に予約が出来ないかと尋ねました。すると結婚後でないと予約が出来ないとのこと。

結婚後の9月9日に電話で予約したところ、11月24日・・・
私の学生の身分の滞在許可証は9月30日まで。
そこで、その間の更新をする必要がありました。

9時開始ということで、8時に到着すると既に15人ほど並んでいました。
この更新には予約の必要がありません。
通常の学生の更新とは違い、14区のGaïteの近くの警視庁です。

必要書類は

Livret de famille
住居証明
身分変更のためのConvocation
パスポート
滞在許可証
彼のID
写真1枚

全てコピーも持って行きましたが、必要はありませんでした。
久しぶりに問題なく、1回で更新が出来て、仕事に遅れることなく10時20分には終了。

更新されたのがきっかり11月24日までというのが、フランスらしくないと思ってしまった私でした。

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2009/09/18

Le Négus

素敵な缶に入った、宝石のようなキャラメルをフランス
土産にいかがですか?

1893年Randier氏に
よって、創業されたAu Négus。その後、1900年にこのキャラメルがGrelier氏とLyron氏によって作られました。

1902年に商標登録されています。そのため、缶には1902年と記入されているようです。

さて、このキャラメルはなぜ、このような名前になったのか!?

Négus(ネギュス)とはエチオピア皇帝の尊称です。Maison Grelierでは
年末に新しいお菓子を作るのが毎年恒例でした。

そんなある年、エチオピア皇帝Ménélikがフランスを訪問しました。それを記念し、皇帝の肌の色のようなチョコレートのキャラメルを作ります。普通のキャラメルとは違い、キャラメルに薄いアメがけがされていて、それが宝石を思わせるように、美しいのです。

写真でこの美しさが分かって頂けますか?良いカメラと腕を持っていないので、分かりにくいかもしれませんね・・・

このキャラメルは食べ方にも少しコツがあります。まずは少しなめて、アメの
部分を溶かして下さい。この時に噛んでしまってはいけませんよ!ちょっとの
我慢です。


すると中から軟らかいキャラメルが出てきます。味はチョコレートとコーヒーの
2種類がどの缶にも入っています。缶のサイズは4種類あります。普段は一番大きいサイズは用意していませんので、必要な方はおっしゃって頂くと、
その場で用意させて頂きます。でも重量が結構なものに・・・



2009/09/17

Canelé (guimauve au chocolat)

日本のサロン・ド・ショコラでも、とても人気なショコラティエを
紹介します。
Franck Kestenerです。

1936年にパン屋から始まり、4代に続く家系です。
Franckは1976年に生まれました。
16歳から製菓の道に入り、
21歳で両親から引継ぎ、chocolaterieとして新たに
出発。

弱冠27歳で、MOF(Meilleur Ouvrier de France)、フランス最優秀技術者に選ばれました。
30歳で、Coupe de Monde、お菓子の世界大会で、優勝。
そんな彼が作ったお菓子をひとつ紹介します。

カヌレの形のしたチョコレートのギモーヴです。

ギモーヴとはマシュマロですが、
マシュマロと言ってしまうと、日本の
あの発泡スチロールのような食感のものを思い浮かぶのでは!?

フランスのギモーヴは口どけよく、触ると赤ちゃんの肌のようです。

でもこのカヌレ型のギモーヴはチョコレートで、中にはガナッシュがたっぷり入っていて、濃厚です。
チョコレート好きにはたまらないのではないでしょうか!?

日本のマシュマロが嫌いだった私は、これは大好きです。



Caramels (Jacques Génin)

プラザ・アテネ、ホテル・クリオンなどのケーキを
作っていたといわれる、影役者のJacques Génin。
若い頃に、Maison de chocolatに勤め、
その後15区にアトリエ
だけを構えていました。
その彼がついに自分の
お店を持ったのが、
去年12月。


待ち望んでいた彼のチョコレート。
あっという間に人気になり、毎週のようにフランスの雑誌に紹介されるほど!

チョコレート職人ではあるけれど、彼のキャラメルの美味しさ。
日本で生キャラメルと言われるタイプのキャラメルです。口溶けが良くて、繊細なお味。

お値段が高いのが少し気になってしまいますが、食べて頂くと納得のいく価格だと思います。
濃厚でひとつ食べるだけで、気持ちが落ち着きますからね。

現在、こちらで取り扱っているのは、
パッションフルーツとマンゴ、
ピスタチオ、しょうが、コーヒー、シンプルなレギュラータイプのキャラメルの5種類。

グラム単位の売りなので、一粒からご購入して頂けるので、是非一度試して頂きたい商品の一つです。

Génin氏のお店の紹介もしておきますね。
キャラメル、チョコレートはもちろん、チョコレートを作ったエクレア、タルトなどのケーキもあります。そして、うちのマダムのお気に入りのミルフォイユも!

カフェスペースもあるので、ゆっくりとその場で楽しむことも出来ます。
2回がアトリエなので、ご本人にお会い出来る機会が多いのではないでしょうか!?

Jacques Génin
133 rue de Turenne 75003
01.45.77.29.01


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2009/09/15

Java&Surabaya (Bonnat)

チョコレートの食べ比べをしたことがありますか?

フランスの老舗メーカーBonnatの板チョコをたくさん仕入れています。
ダークチョコレートが好きな方は、選ぶのに苦労しますね。

今回はその中から、数少ないミルクチョコレート2種類を紹介します。

JavaとSurabaya
どちらもインドネシア産のカカオ豆を利用して、作られていますが、味が少し違います。

このミルクチョコレートは普通のミルクチョコレートと一緒にしては駄目ですよ!
なぜなら、カカオの成分が普通のミルクチョコレートの2倍くらいの65%も入っています。

写真をご覧ください。
Surabayaのパッケージの色の方が濃いですよね。実は中のチョコレートもSurabayaの方が少し濃い目です。そして、味も!
Javaは比較的アッサリめのチョコレートが好きな方向け。Surabayaは後味に
フルーティな香りが残る気がしました。私はSurabayaの方が好みです。

皆さんはどんなチョコレートがお好きですか?

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2009/09/14

結婚(日本への書類)

結婚式当日は、多少遅れることを承知の上で、念のために15分前に区役所に来るように言われました。するとどうでしょう!
フランスでありながら、時間ぴったりに始まりました。

結婚式が済んだ翌週の月曜日にCopie Intégrale d'Acte de Mariage(婚姻証明証)と呼ばれるものをもらいに行きました。

そして今日は在仏日本大使館へ、日本でも婚姻を認められるように、書類を持っていって来ました。
申請は結婚後3ヶ月以内にしなければ、いけないようです。

必要書類は

婚姻届  2通
フランスの役所発行の婚姻証明証(Copie Intégrale d'Acte de Mariage)
*役所の印、サインがオリジナルのもの  2通
同和訳文 2通
外国人配偶者の国籍を証明するもの(有効な旅券原本または身分証明書原本)
同和訳文 2通
戸籍謄本 2通
私のフランス滞在許可証(申請中の場合は日本国旅券) 

上記の婚姻届、同和訳文用紙は大使館領事部で頂けます。
配偶者とご自分の身分証明書はその場で、コピーして、すぐに返却して下さいました。

申請が済んでも、証明など何もないので、日本で戸籍謄本を取得した際に、新しいものを目にすることが出来るようです。

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Vérité de Lapalisse

雑誌などによく紹介されている、ピンクの缶のお菓子を紹介します。

1922年にJean Sauvadetによって、作られたキャラメルが中に入ったアメ。

最初は包み紙なしで、裸で売られていました。

その後、Monsieur de Lapalisseについて書かれた24の4行詩を包み紙に利用することを思いつきました。

さて、そのMonsieur de LapalisseとはCharles VIII, Louis XII, そしてFrançois 1erに使えた者。

1525年Pavetでの戦争で、亡くなりました。彼の勇気を 称え、兵士達が書いた4行詩を書きました。その詩が包み紙に書かれています。
その中で有名な一つの詩を紹介します。

Hélas, La Palice est mort,
あぁ、パリスは亡くなった

Est mort devant Pavie;
Pavieの前で亡くなった

Hélas, s'il n'était pas mort,
あぁ、もし彼が亡くなっていなければ、

Il serait encore en vie.
彼はまだ生きていただろうに。

少し明らかであることをわざわざ書いた冗談話のような詩のようです。
このようなことから、フランス語でlapalissadeという言葉は作られました。
わかりきっていること、明らかなことという意味で利用されています。

そろそろお菓子の紹介をしますね。
綺麗な包み紙の中は、アメに包まれたキャラメル。
キャラメル、コーヒー、ブルーベリー、ラズベリー、ラム酒、ヘーゼルナッツの6種類。

現在はSéverine&Olivier THEVENETが以前のままの味を守って作っています。







2009/09/13

Les confitures de Raphaël


お店に入ってすぐ右手にズラッと並べてあるジャムをご紹介します。

Saint MaloにあるRaphaëlのフルーツのジャムを揃えています。

耳の聞こえないRaphaëlさんが作っているものです。
最初、彼はオーガニックの農業を勉強していました。ある冬の夜、おばあちゃんからジャムの作り方を教わり、それをきっかけにジャムを作り始めるました。最初はおばあちゃんの台所を利用し作っていたようです。

2005年に弟のCédricが協力するようになり、アトリエの規模を拡大し、Saint MaloとCancaleの間に位置するSaint Coulombに移転しました。

厳選されたフルーツ60%を利用しているので、しっかりとフルーツの味を感じることが出来るジャムです。
マダムが仕入れているジャムはオレンジ(2007年にフランスでジャムの章を獲得したもの)、グレープフルーツ、アプリコット、リュバーブ、モモ、3種類の赤い実のジャム、ラズベリー、イチジクの8種類。

47gという小さいサイズの瓶のものは、日本人の方でちょっとしたお土産を探している方に最適です。
小さい瓶のもののジャムの種類が多少変わり、イチジクがなく、代わりにイチゴがあります。


ラベルがどれも素敵なので、つい集めてしまいたくなるのは私だけでしょうか?


2009/09/11

Les Rigolettes Nantaises


小さな可愛い缶に入っているものは、中身がわかりにくいですね。


デニス叔母さんが「Kawaii」と日本語で紹介する飴の話をすることにします。

1902年ナント市でCharles Bohuによって作られました。

ナント市には以前から、三角形の形のBerlingotという
名前の飴がありました。Bohu氏は何か新しいものを
作れないかと考え付いたのが、Rigoletteです。

飴の中に果物の果肉を使って作られたジャムが入っています。

果物は昔から変わらず、レモン、カシス、パイナップル、ラズベリー、マンダリンオレンジの5種類です。

Rigoletteという名前は、オペラ愛好家のBohu氏がヴェルディの「Rigolette」を飼い猫に付けていたものを飴の名前にしたと言われているようです。