2010/12/30

年末年始の営業

今年もついに終わりですね。
一年とはなんとあっという間のことでしょう。
今年はいろんな方との出会いのある年で、とても有意義な一年になりました。
来年はどんな一年になるのか、今から楽しみです。

年末年始の営業

  • 12月31日 通常通り10時半から19時半
  • 1月1、2日 デニスおばさんが様子を見ながら営業するので、電話で確認してからのご来店をお勧めします。
  • 3日   通常通り15時から19時半
  • 1月30日から2週間ほどデニス叔母さん手術のためにお休み。(先日3日と書きましたが、早まったようです)
商品の入荷がほとんどないために、品薄になっていることをご了承下さいませ。

私は明日からブルターニュに新年を迎えに旅立ちます。
ブログをご覧になって下さっている皆様、今年一年お付き合いありがとうございます。
良いお年を。
そして来年もどうぞ御贔屓に。

2010/12/17

チョコレートのクリスマスツリー(Fabrice Gillotte)

クリスマスツリーの形のチョコレートが入荷しています。
Fabrice Gillotte氏のものなので、FとGのマークが入っています。

中身はサクサクとした感じのプラリネです。
ミルクチョコレートとダークチョコレートの2種類があります。

サイズは約20cmくらいでしょうか。
赤いリボンを付けたのは私とデニス叔母さん。
穴だけ開いていて、少し彩が欲しくなった私達。

こうやって、リボンがけの仕事が増え、私は裏で作業をしていることが多いです。
姿が見えずともちゃんと働いていますので、私が必要な方はデニス叔母さんに一声掛けて下さいませ。

2010/12/13

マロングラッセなど入荷のお知らせ!

パリは今週また寒波が戻ってくるようです。
木曜日くらいから雪が降るとの天気予報、ご旅行に来られる方、被害にお会いになるかも!?
先週はオーランジェリー美術館が雪で閉館していたと聞きました。

パリはクリスマスのイルミネーションで飾られています。
クリスマスのマルシェも出ていたり、楽しい雰囲気です。

お店は今週くらいからどんどん忙しくなると予想されます。
少しバタバタした接客なっていたら、申しわけありません。

クリスマス特別商品として入荷したものは、
  • Franck Kestener 熊の形のチョコレートとサンタのパン・デピス
  • Mulot&Petitjean  サンタとロバのパン・デピス
  • Lilamand               フルーツの砂糖漬けとカリソン(通常はこちらのカリソンではありません。こちらの方が味は良いのですが、容器が素敵でないので、今年は13のデザート用に入荷しています。カリソン好きの方にお勧めです)
  • Imbert                   マロングラッセ
こちらから先は、お菓子とは関係ない話です。

2010/12/11

2月の臨時休業のお知らせ

パリに2月始めに旅行の予定を立ててしまった方には、大変申し訳ありません。
2月3日から10日間ほど、臨時休業することになりました。
デニス叔母さん、ついに膝の手術をするんです。

取り急ぎご連絡まで。

1月16日追記、
1月30日からお休みになり、予定では1月15日前後に営業開始。
手術の経過により、入院期間が決まるようです。
若い方と違いますので、お医者さんもはっきりと断言できないようです。

曖昧なご連絡しか出来ないことで皆様にご迷惑をお掛けして申し訳ありません。

2010/12/07

トリュフ入荷!

今年もベルナッションのトリュフが入荷しました。
去年はトリュフの歴史はお話しませんでしたので、今年は忘れずにお話します。

1895年 Chambéryの菓子職人Louis Dufourによって作られた。
その年、チョコレートが不足していたので、チョコレートに生クリーム、バニラを混ぜたガナッシュが作られた。見栄えがするようにとガナッシュをチョコレートで覆い、カカオパウダーをまぶした。

その当時に付けられた名前はcrottes en chocolat(チョコレートの糞!?)それではあんまりだとトリュフ(キノコ)に似ていたので現在のtruffe(トリュフ)という名に落ち着いたそう。

クリスマスには欠かせないトリュフはこうして出来たのでした。

地図はリヨンではなく、Chambéryのものです。


2010/12/06

Papillote(パピヨット)始めました

先週末からパピヨットを作り始めました。
中身はベルナッション氏、ジロット氏、ルルー氏などのチョコレート10種類ほどです。

去年もこの時期にパピヨットの紹介をしました。
その時に忘れていたお話を今年は紹介します。

パピヨットの歴史。
伝説によると、1790年に、リヨンのある砂糖菓子屋の若い店員が、同じ建物の上の階で働いていた美女に気に入ってもらおうとして、砂糖菓子に愛の言葉を添えたものを届けようとしたところ、パトロンであるPapillotさんに見つかり、解雇されます。
その後、Papillotさんがこのアイデアを使って、メッセージの書かれた紙で砂糖菓子をくるんで売り出したのが、パピヨットの始まりだそうです。ということから、今では面白いお話や格言などが書かれた紙を一緒に包んでいるようです。

2010/11/25

Confiture de Bergamote

新商品のお知らせ

ベルガモットのジャムを入荷しました。
サイズは2種類。
お味見程度に小さい瓶をまずはいかがでしょうか?

詳しいお話はまたゆっくりと。

2010/11/17

Calendrier d'avent アドベントカレンダー

先日入荷のお知らせだけをしたCalendrier d'avent(日本でもアドベントカレンダーとして売られているのを知りませんでした)


今回はこのチョコレートカレンダーの歴史をお話しすることにします。
Avent(ラテン語のadventus が元)はキリスト教において、キリストの降誕を待ち望む期間のことで、日本語では「待降節」もしくは「降臨節」と言われています。

2010/11/15

Gâteau Marjolaine(ガトー・マルジョレーヌ)

先週、なかたに亭のシェフがご来店。 去年はコック服でない姿を初めて拝見したので、全く気付きませんでしたが、今年はすぐにわかりました!
ブログをご覧下さっているとのこと、とても嬉しく思います。
私も去年お会いしてから、なかたに亭のブログを拝見しております。

なかたに亭といえば、私の中では「マルジョレーヌ」
辻製菓学校の講習で最後に食べたお菓子と記憶しています。
私にとってはとても良い思い出で、当時関西ではマルジョレーヌが食べられたのは、なかたに亭だけだったと記憶しています。

2010/11/13

Pruneski, Périgords (Cigale)


一週間くらい雨が続いているパリ。
寒くても天気が良い方が、気分が滅入らずに済むのになぁと思う毎日。

今日は新商品のご紹介。
以前にPrunonoixの紹介をしたCigaleのものです。

今回入荷されたチョコレートはPruneskiと呼ばれるPrunonoixの兄弟のようなもの。
胡桃が上にのっていない分、少しヌガティーヌの部分が多いだけで、中身は同じくプルーンのクリームです。胡桃が苦手な方にはこちらをお勧め!

もう一つはPérigords。
一番目の写真の左の胡桃がのった四角いもの。
胡桃とアーモンドのプラリネがチョコレートの中に入っています。
私は好きな味のチョコレート。胡桃好きな方にお勧めです。

2010/11/11

Calendrier d'avent (Mazet)  チョコレートカレンダー

11月に突入し、パリは少しずつクリスマスが近づいて来たことを感じます。
今年はチョコレートカレンダーを販売することになりました。


チョコレートカレンダーを販売するつもりは最初なかったのです。
先日Mazetの営業さんが売り込みに来ました。
するとデニス叔母さんが描かれているではありませんか!!!




英語とフランス語で、
「金髪の三つ編、キルト(スコットランドの)を着ているデニスはどこ?」
チョコレートカレンダーのことご存知ですか?
12月1日からクリスマスまで、毎日窓を開けて、中に入ったものを食べるようです。
どんなものが入っているかというとですね。


デニス叔母さんの窓にはプラリーヌ 

7種類入っているので、毎日少しずつ楽しめます。
予約販売の予定です。

クリスマスのお子様へのプレゼントにいかがでしょうか?

追記(11月17日付)
予約販売ではなく、売り切り御免で販売中です。







2010/11/04

Perle de Lorraine (Franck Kestener)


日曜日より、冬時間になったパリ。
また暖かくなりました。気温差があり過ぎて、体調を崩されている方が多いようです。
パリにお越しの際は、お気を付けて!

人気商品の一つなのにも関わらず、今日までこのチョコレートの紹介をし忘れていました!
ケストナー氏のスペシャリテで、一見宝石のようにも見える素敵な形のチョコレートです。

チョコレートの中身は、ミラベルのパータ・ド・フリュイ、リキュール、キャラメル、そしてジャンドゥージャが入っています。
言葉で言っても、想像しにくいと思うので、断面図をご覧下さい。

いかがでしょうか?
少しはお味の想像がしやすくなりましたでしょうか?
良いカメラを持っておらず、携帯で撮っている写真なので、アップになるとさらに見難くて、申し訳ないです。美味しそうにあまり見えませんね・・・

実際は見た目もお味も、とても良いものですよ!
日本のサロン・ド・ショコラでも、人気商品だとお聞きしています。
アルコールが苦手な方でもこれは、大丈夫だと思います。


ここからは話が変わります。

最近、「ベルサイユのバラ」を一度読んでみてはと友達に勧められました。実はまだ読んだことがありません。読んでみようかな~と思っていると、今日お客様から「ベルバラキッズ」というもののストラップを頂きました。
日本でベルバラが再び人気なのでしょうか!?

パリ在住の方で、私にベルサイユのバラの漫画を貸して下さる方がいましたら、ご連絡下さい。宜しくお願いします。
この場にて、こんな募集はあまり相応しくないことをお許し下さい。

2010/10/21

カカオパウダー (Bernachon)

今週のパリ、寒いです!
我が家もついに暖房を入れ始めました。そして私は昨日から鼻風邪を引いています・・・トホホ
しばらく鼻声での接客ご了承下さいませ。



こんな寒い時には暖かいものが飲みたくなりますよね~。
ヴァン・ショーも始まりましたが、年中通してあるショコラ・ショー(ホットココア)が好きな私。
お家で簡単に美味しいショコラ・ショーを作りたい方にお勧めのココアパウダーはベルナッションのものです!


フランスの家庭では朝、コーヒーや紅茶と同様にショコラ・ショーも人気です。
前日の夜に、ココアパウダーをカフェオレボールなど何か入れ物に入れ、同量くらいの水を入れて、かき混ぜずに一晩放置。



すると翌日には水が粉にしみ込み、ペースト状になっています。
温めた牛乳にお砂糖とこのペーストをお好みで加えるとスプーン一つで簡単に溶けます。
チョコレートで作るのと違い、油脂分が少ない分だけあっさり仕上がります。物足りない方はバターや生クリームを少し足すと濃厚さが出ます。

2010/10/17

16区アールヌーボー建築巡り


先週はストが火曜日に始まり、土曜日まで続くことになりました。
そんな中、パリにご旅行に来られた方は、郊外に行けなかったり、美術館が例外的に閉館していたりと被害を被った方が多かったようです。

そんな時、天気が良い日の過ごし方をひとつ提案します。
16区のHector Guimardのアールヌーボー建築巡りです。パリのメトロの入り口で有名になった方ですね。

私は建築には詳しくはありませんが、見ることはとても好きです。
先日友達と見て回った時に作った地図を紹介します。


Afficher Hector Guimard sur une carte plus grande


見て回った後に入ったカフェはギマールの建物の下にあるカフェ。
こじんまりとした小さなカフェでした。

2010/10/16

Crème de Nougat (Bernachon)


ストの影響を受けているお客様が多いようで、気の毒だった今週一週間。
メトロは動いていても、美術館などストのせいで、閉館していたところが結構あったようですね・・・

今回ご紹介するチョコレートはベルナッションのヌガー入りのチョコレート。
写真ではわかりにくいですが、長方形のヌガーが16個くらい入っています。

この商品はボンボンタイプのものもあります。



アーモンドとピスタチオが入ったヌガーがたっぷり入っています。
ヌガーとチョコレートが好きな方にはお勧めです!


2010/10/09

銀座鈴屋


今回は日本の和菓子のご紹介。
お客様からお土産に頂いた栗のお菓子。

銀座鈴屋」をご存知ですか?
昭和26年からある甘納豆専門店のようです。


選んで頂いたものは代表銘菓の栗甘納糖と渋皮付き栗甘納糖でした。

せっかくなので甘納豆のことを少し調べてみました。
豆類、栗、ハスの実、さつまいもの輪切りなどをザラメ糖を溶かした水の液汁で煮て、砂糖をまぶし、乾燥させたもの。

1857年に榮太樓が発案。
その当時は「甘名納豆」という名前でした。
煮ると皮の腹が切れる小豆の納豆が「切腹」を嫌う武士から縁起が悪いとされたため、最初は若干風味の落ちる大角豆(ささげ)を原料にしました。

甘納豆を調べていて、興味深い文章を見つけました。

およそ菓子は、三つの要素を具備する必要がある。それは、1)風味が佳く、2)形態が美しく、3)栄養に富むことである。この三要素が全部備われば、上乗の優良品となることができる。 この三要素のうちもっとも重要なものは、風味の佳良なことである。たとえ形態が美しくても、風味がまずいならば、それは見かけ倒しの菓子であるに過ぎない。栄養だけが特に豊富であっても、それだから上等の菓子だとはいえない。それでは、薬用品になってしまう。 ……………それに美しい形態と、色彩と適度な大きさと、美術的の技巧とを加え、さらにその上に栄養分が豊富ならば、三拍子そろった上乗品になることであろう。
中村孝也著『和菓子の系譜』より
なるほどと思わされます。
確かにフランス菓子も元々薬品として食されていたものが多い。
その後、改良を経て、今のお菓子という形になっている。




包装紙の色が綺麗で、捨てるのがもったいなかったので、バラを作ってみました。
折り紙がないので、綺麗な紙を見つけると折り紙代わりにしてしまう私です。
それにしても、折り紙でいろいろ作れるんですね~。折り紙の本が欲しくなりそうです。

 (ブログを読んで下さっているとのことだったので、この場をお借りして、改めてお礼をさせて下さい。ありがとうございます。甘納豆のことを知る良い機会にもなりました!)

2010/10/08

新しい味入荷(Jacque Géninのキャラメル)

試しに新しい味が入荷されています。

オレンジ
レモン
栗のはちみつ

の3種類です。

オレンジとレモンは皮を利用しているようです。さわやかなお味。
栗のはちみつは多少くせがありますが、はちみつをそのまま食べるのとは違い、キャラメルに入ると優しい味になっています。

デニス叔母さんは栗のはちみつのキャラメルがとても気に入ったようで、食べてすぐにGénin氏に電話をし、「ブラボー」と言ったくらいです。笑

Franck Kestener氏、パリに!


今週の火曜日にオープンしたばかりのKestener氏のお店を覗きに、仕事の後、行って来ました。
若手の彼はパリに出店するのが、夢のひとつだったようです。

場所はルクセンブルグ公園のすぐ側です。
Génin氏と同様にパリにお店が出来ても、彼のチョコレートは取り扱いを止めませんよ!
フランス各地のチョコレートをひとつの箱に入れて、食す人がフランスを一周した気分になれる楽しみは彼のお店では楽しめませんからね~。

彼のチョコレートのファンな人には朗報ですね!
チョコレート以外にマカロンも販売されています。私達が取り扱っていないチョコレートをKestenerパパに味見を少しさせてもらっちゃいました。


和菓子が嫌いなデニス叔母さんと和菓子大好きな私は、味の好みが違うことがあります。
人それぞれ好みが違うのは当たり前ですね。
なので、仕入れていないチョコレートでも、私には美味しいものがもちろんあります。苦笑。



私がお店にお邪魔している間に来られたお客様。
あのキャラメル入りの小さな板チョコを悩まれていたので、思わず「とても美味しいので、お勧めですよ~」と声を掛けてしまいました。

商売敵になるとは思わず、お互い支えあって、上手く回ればと思っていますので、皆さんどちらもご利用下さいませ。
定休日は当店と同様に、とりあえず日、月だそうです。
19時までとドアには書いていますが、私が行ったのは19時半前。今のところ20時過ぎまでは開けているようです。

Franck Kestener
7, eur Gay-Lussac
75005 Paris
01.43.26.40.91

2010/10/06

NOISETTE CACAO ERABLE (Mademoiselle Oorain Daisy )


天気がここ数日悪くなったパリ。雨が降ったり、止んだり。
その分、気温は上がりました。

新商品のご紹介です!
「Oorain brands Victoria」というメーカーのMademoiselle Oorain Daisyというシリーズのペーストです。
チョコレート職人ではなく、オーガニックの商品を取り扱っているようです。
コーヒー、メープルシュガー、コショウなど。

ラベルが何とも懐かしくなるようなものではないですか?
昭和初期くらいでしょうか?

今回入荷したペーストは、全てオーガニックのものを利用して作られているものですよ!
材料を見てみると、カカオ(さらにフェアトレード!)、ヘーゼルナッツ、メープルシュガー、きび砂糖、バニラ、ゲランドの塩。

味見をさせてもらったのですが、これがメープルシュガーのあの濃くが好きな方には絶対気に入ってもらえると思える美味しさ。
味見をしてもらったお客さんは、一口では足りなかった様子。

今回入荷されている物は大きな瓶ですが、ただ半分くらいの大きさの瓶を用意しているところとか。出来次第、小さな瓶を入荷する予定です。

このペーストはオーガニックのお店で取り扱いがあるようなので、当店限定商品でありません。

クレープ、トースト、アイスクリームなど何にでも利用出来そうなペーストがまたひとつ仲間入り!

Oorain brands Victoria

2010/09/29

営業時間

すっかり寒くなったパリ。
ご旅行でお越しの方は、上着をお忘れなく!
朝晩がとても冷えるので、薄手のコートを着始めている方多いですよ。

営業時間のお知らせです。
以前は11時からだったのですが、ここ数ヶ月10時半からですので、このまま定着するようです。

たまに10時から営業していることもありますが、デニスおばさんの都合によりけりですので、その時間に来られるのはお控えになった方が良いと思います。
このいい加減さが日本とは違いますね。苦笑

月曜日は15時からです。
そして日曜日はお休み。

日本語での接客が必要な方へ
私の出勤日は
火~土  10時半~18時
日、月はお休み頂いていますので、ご了承下さいませ。

2010/09/21

ヌガーとマロンクリーム入荷のお知らせ


お待たせしました!
季節商品のヌガーとマロンクリームが入荷しています。




ヌガーはもちろん3種類
サイズは4種類あります。



こんな箱入りも!
この箱がまた素敵なデザインで、取っておきたくなります。

詳しくは
マロンクリームの紹介のページは こちら
ヌガーの紹介のページは こちら

今の季節にパリにいらっしゃる方は、是非お試し下さい。
こちらのヌガーを一度口にすると、なかなか他のものが食べられなくなるかもしれませんが・・・

2010/09/01

まだ暑い日本へのお土産の持ち帰り方法


今年の夏、私は初めてお店のお菓子をいろいろ日本に持って帰りました。
小さな講習会をする機会を頂いたのです。コンフィズリーの歴史などをお話させて頂きました。

それが予想以上の湿気と暑さに、フランスの簡易包装のお菓子達はグッタリ・・・

日本なら焼き菓子、アメなど必ず乾燥剤が入っているはずが、フランスには入ってないことが多いです。ということで、今年の私の失敗を無駄にしないように、アドバイスを載せておきます。

1、チョコレート・・・保冷バッグなどに入れる。ない場合は新聞紙一部でグルッと包む。一枚では効果がありませんので、ご注意を!(メトロには無料の新聞があります。新聞紙は店内でもご用意させて頂いていますので、必要な方にはお分けすることが出来ます)
包んだチョコレートはスーツケースに入れてお持ち帰り下さい。手荷物だと美味しいチョコレートは取られることが多いと聞きます。

2、キャラメル・・・保冷バッグ利用もしくは新聞紙で包む。

3、キャンディ・・・常温だと日本の夏の気温では溶けますので、ご注意下さい。
ネギュスを常温で保管していたら、アメの部分が溶けて、全てが引っ付いていました(泣)
缶に入ったキャンディも冷蔵庫に保管するのをお勧めします。

4、乾燥したお菓子・・・ナッツ、クッキーなど乾燥した気候を好むお菓子は乾燥剤が入ってないものや、包装が簡易のものは要注意。帰国後、缶などに入れて保存して下さい。
フランスでは6ヶ月くらい保存可能なパン・デピスも日本のあの湿気で少し軟らかくなっていたので、カビが生えそうだなと心配になりましたので、フランスの賞味期限を鵜呑みにしないことをお勧めします。

せっかくお持ち帰り頂いたお菓子を台無しにしないように、少しでも参考にして頂けると嬉しいです。

写真は講習会の時に紹介したお菓子の一部の写真をお借りしています。

2010/08/25

バカンス終了、営業開始

日本はまだまだ暑い夏が続いているようですね。
パリは秋が近づいて来ていることを感じさせる季節です。
朝晩は涼しく、日中に22~25度くらいまで上がりますので、ご旅行の予定の方は、上着をお忘れなく!


皆様、お待たせしました。
本日より、営業再開しております。

バカンスで休んでいた職人達も本日より再開されている方が多いようです。
ということで、配達は少しずつ・・・

アンリ・ルルー氏のキャラメル、ディジョンのパン・デピスは本日入荷済み。
ベルナッション氏のチョコレートは明日の予定。
フランク・ケストナー氏のチョコレートは月曜日の予定。

その他の方のは、明日以降のいつかは未定。
でも来週にはいろいろと揃っているはずですので、もうしばらくご迷惑をお掛けすることをご了承下さいませ。

2010/08/12

御菓子司「河藤」


10年のお付き合いをさせて頂いている、人生の大先輩山本浩二画伯に、
連れて行って頂いた「河藤」(かわとう)

関西在住の方ごぞんじでらっしゃいますか?
大阪四天王寺にあります。
私は昨日初めて行きました。

江戸時代からあるこのお店は元々は奈良にあり、最初は煙草屋や綿屋を営んでいた河藤。河内屋藤兵衛が始めたので、「河藤」の名に。現在の四天王寺に移ってから和菓子屋になって3代目。
初代川口常次郎のよって作られたお菓子の製法をきちんと守って作られているようです。
あ~、なるほど、そこで店内にあった賞状などの名前が川口氏だったのかと、今頃納得。



このような干菓子のトレーが4つほどショーケースに入っています。
箱に既に入っている詰め合わせもありますが、自分で選んで好きな詰め合わせを作るのは
もっと楽しいですよ。
子供のように真剣になって、鉛筆と紙を持ち、ショーケースにへばりついている私と山本氏。
常連さんともおしゃべりをし、たくさん購入されていた「通」というお菓子を店内で山本氏から頂き、味見。


山本氏の選択したもの
夏らしく素敵な彩り

私の選択したものは贈り物なので、開けることが出来ず、写真をお見せ出来ないのが残念です。
でも違うものをお見せします。


山本氏に見せて頂いた「あんこの本」以来、あんこがどうしても食べたかった私。
葛饅頭2種類もお買い上げ!
シンプルなものと右側のピンク色のあんは、梅あんです。
もうひとつ購入しませんでしたが、抹茶あんもありました。
プルプルのくずの中に、やわらかく上品な甘さのあんこが入っています。

このお店の名物は「割氷」のようでしたが、今回は購入せず。
そこで今頃後悔している私。
次回の帰国の際にはまた違うものを選びに!!!

御菓子司河藤
大阪市天王寺区四天王寺1-9-21
火曜日休み

ショコラ・ソムリエ橘かなさん

ショコラソムリエ・橘かなさんの講習会に参加して来ました。

日本でどのような人がどんなチョコレートを興味を持ってお召し上がりなのかとか、フランス産以外のチョコレートも食べてみたい!と思っていたからです。

その日に試食で用意されたチョコレートはバルセロナのCacao Sampakaという板チョコ4種類でした。日本の夏はあまり試食には向いていない気候ですね・・・
チョコレートを少し置いておいただけで、あっという間に溶け始めます。
なので、割った時の音を聞いたり、触感がどんなものなのかは、わかりませんでした。


今回試食した4種
  1. エクアドル産71%
  2. グレナダ産71%
  3. パプアニューギニア産71%
  4. ヴェネズエラ産71% 

テイスティングシートと世界地図の資料も準備して下さっていました

チョコレートの感じ方は人それぞれでしょうし、しかも食後で結構お腹が膨れていた私は、完璧な状態ではありませんでしたが、フランス産のチョコレートと違い、香りが柔らかいように感じました。
余韻がその分、あまり残らないので、フランス人には物足りないかもしれませんが、日本人の方にはその分食べやすい印象を受けました。
パプアニューギニア産のチョコレートは初めて食べましたが、はちみつの味を強く感じ、香りが4種類のうちで一番豊かな印象。


皆さん、真剣に書き込んでいますね。


試食後はちょっと違ったチョコレートを用意して下さっていました。
そのひとつがこちら!Antica Dolceria Rizza
シチリア産のチョコレートで35度以下なら溶けないとのこと。
アステカ文明の頃に食べられていたようなチョコレートとでも言いましょうか?
普段私達が食べ慣れている口どけ良いなめらかなチョコレートではなく、黒砂糖の塊のようなザラっとしたもの。


左右にある四角いチョコレートがそのシチリア産のものですよ。
なめらかではないのが、おわかりになりますか?
麦チョコのようなものは、韓国のヒマワリの種入りのチョコレートです。
おつまみのようなものでした。

いろんな職種の方がいらっしゃり、とても楽しい会でした。
チョコレートがお好きな方は、一度こんな会に参加してみると、面白い発見をしたり、チョコレート好きとの意見交換が出来ますよ。



2010/08/10

カメラのお布団

日本滞在も残すところあと数日。
今日ご紹介するのは、飲食関係ではありません。
今回の帰国の際、新しくお友達になった「ざくろ」さん。
とても魅力的な彼女の作っている商品はこちら!


一眼レフをお持ちの方、必見!
私は残念ながら、まだ一眼レフは持っていないので、残念なのですが、すごく
かわいい商品です。
その名も「カメラのお布団」


一目惚れしそうな可愛い一眼レフ入れじゃないですか!?


こんなシンプルなデザインの生地のものも!


裏側にはポケットも!

もっといろんなデザインが見たい方は、是非彼女のサイトをご覧下さい。

カメラのお布団ざくろ