ついての小冊子が届きました。マダムから一読
しておくようにと1部渡されました。
マルセイユなど南仏プロヴァンスのクリスマスの
風習をお伝えします。
その晩、「Gros Super」と呼ばれる夕食を食します。
三位一体にちなみ用意するものとして、
- 白いテーブルクロス3枚
- ロウソク3本
- 7種類の料理(タラなど魚料理がメインになることが多いようです)
- 人数+1のお皿を用意(元々はお腹を空かせて、訪ねて来る僧侶、貧しい人のため)
- パン
- ワイン
- そして13種のデザート
では本題の「13種デザート」を紹介します。
- La pompe à l'huile(ポンプ・ア・ユイル)・・・ フガスのようなパンで小麦粉、オリーブ油、オレンジ水、砂糖から作られます。「vin cuit」という加熱処理をし、果汁を濃縮して作られた甘く口のワインに浸して食べることも。
- Le nougat noir et blanc(黒と白のヌガー)・・・卵白の入っていない黒いヌガーとアーモンドだけが入っている白いヌガー
- Les quatres mendiants(4人の乞食)・・・4つの修道会を象徴する色から選ばれた物
- Les noix ou les noisettes (くるみもしくはヘーゼルナッツ)・・・Augustins
- Les figues seches(ドライイチジク)・・・Fransciscains
- Les amandes(アーモンド)・・・Carmes
- Les raisins secs(レーズン)・・・Dominicains
思わず口を開けて眺めていた口の形が「O」だったことから、キリストの象徴に
なったと言われています。
5. Les Calissons d'Aix(カリソン)・・・マジパンとメロンの砂糖漬けを練り 合わせて作られたプロヴァンスの銘菓
6. La pâte de coing(マルメロのゼリー)
7. Les raisons frais (ぶどう)・・・白い葡萄を用意することが多い
8. Les oranges ou les mandarines (オレンジもしくはみかん)
9. Les poires(洋ナシ)
10. Les pommes(りんご)
フルーツは砂糖漬けもしくは生のものを用意するようです。
地域によって、多少用意するものが違うようですが、13種類用意するとのこと。
13種類の由来はキリストと12人の弟子を表していると言われています。
このデザートを口にするのは、ミサから帰宅してから。
それぞれ、少量ずつでも13種類を全て食べなければいけません。
こんな風習のために、フルーツの砂糖漬けを入荷されていますよ!