2010/01/10

Marrons glacés (マロングラッセ)

かなり冷え込んでいるパリ。
来週の火曜日まで、寒さは続くようです。

マロングラッセの
入荷のお知らせをしたまま、ご紹介がまだでしたね。

「imbert」という
お店のものを仕入れています。
もちろん栗の産地で有名な「Ardèche」のものです。このお店の栗のペーストなどを利用している有名な
お菓子屋も多数あります。

お店の歴史も少しお話します。
第一次大戦少し前に、Gustave Imbertがある菓子職人と共同経営で始めたお店がMarrons Glacés d'Aubenas。その後、Gustave Imbertは会社を買い取り、Marrons-Imbertに改名。
1998年以来、4代目にあたる曾孫のStéphanie Nogier-Imbertがお店を
存続。

栗の味を生かすために、バニラビーンズは最小限に抑えているようです。
しっとりとして、とても美味しいものです。
高級品なので、お土産にするには
ちょっと・・・と思われる方、ご自分用に
一つお味見に購入してみてはいかがですか?
保存は0度から10度以内で!

 





2010年11月14日追記
なぜシャテーニュグラッセはないのかという質問を頂きました。
考えられる理由がいくつかあるようです。
  1. シャテーニュより、マロンの方が短く発音しやすく、聞き心地が良いので、どちらで作っても「マロン・グラッセ」と呼ぶ。
  2. シャテーニュは皮の中に仕切りがあり、2~4つの実に分かれているので実が崩れやすい。
シャテーニュとして、マルシェなどに売られているものを見ると、マロンに比べて小ぶりなのです。
小さ過ぎるのも原因のひとつかも知れません。