2010/01/18

Les Noisettines du Médoc

ヘーゼルナッツはヨーロッパでは、とても人気のナッツです。
日本では胡桃の方が一般的ですよね。
チャイコフスキーの有名なバレエ「くるみ割り人形」も、フランス語では「Casse-noisette」なので、「ヘーゼルナッツ割り人形」になるはずですね。
確かにあの人形の口は小さく、胡桃は入りそうにありません・・・

ヘーゼルナッツの歴史はかなり古いようです。
ヨーロッパでは石器時代から食べられていたといわれています。
しかも2300年前には既にトルコ北部の北海沿岸で栽培が始められていた
そうです。

この地域はヘーゼルナッツ栽培に最も適していて、現在では生産量が世界一。世界総生産量の75%を占めています。600年前から輸出が始まり、
現在ではヨーロッパのほとんどがトルコ産のもの。

前書きが長くなってしまいました。
そろそろヘーゼルナッツのお菓子をしなくてはいけませんね。

Noisettines(ノワゼッティーヌ)という、ローストしたヘーゼルナッツをお砂糖を
溶かした鍋の中に入れ、キャラメル上になるまで煮詰めたものです。
香ばしく、チョコレートが入っているような風味がしますが、全く入っていません。
原材料はヘーゼルナッツ、砂糖、水のみで、保存料も一切入っていません。

つまみ始めるとなかなか、手を休めることが出来なくなるタイプのお菓子です。
アーモンドのプラリーヌよりも、香ばしく私はこっちの方が好みです。
実はいろんなナッツを詰め合わせたものを準備する際に、写真のようにヘーゼルナッツが半分ほど見えたものは詰められないので、代わりに私の口に入って
います(苦笑)