2010/01/14

Guimauves (ギモーヴ)


日本でも最近では「ギモーヴ」という名前で、マシュマロが売られているよう
ですね。
お店で売っているギモーヴはナンシーのMaison des Soeurs
以前にベルガモットキャンディーを紹介しました)のものです。
2008年のフランス版ELLEで女優のRachida Brakniさんには「世界中で一番
美味しいギモーヴ」と紹介して頂いています。

赤ちゃんの肌のように、ふわふわなこのギモーヴは添加物が一切利用されて
いませんので、賞味期限は1週間ほどになります。
それ以上経ちますと、冬の間はカビが生えるというよりも、乾燥してパサパサになり、夏はカビが生えますので、お土産には向きません。
ご購入後、独り占めにして、すぐにお召し上がり下さい。

ギモーブのことをどれだけ皆さんご存知でしょうか?

名前の由来からまずはお話することにします。
実は「マシュマロ」「ギモーヴ」共に、アオイ科ウスベニタチアオイという植物の名前です。
古代エジプト時代の王様が、この植物の根を
すり潰し、のど薬として利用していたようです。
(左記の植物図はウィキペディアより)

その後、この植物の根の粘液にはちみつを加え
キャンディーが作られるようになり、本来は薬用
として食されていました。
現在のギモーヴの形になったのは19世紀に
フランスやドイツで改良されてからのようです。

植物の根を利用したフランス語のレシピを見つけたので、興味のある方はここをクリック!

卵白、砂糖、ゼラチンで作られているのが一般的ですが、最近ではフルーツのピューレなどを利用し、卵白が入ってないものもあります。

日本でマシュマロが嫌いな方、フランスのギモーヴを是非お試し下さい!
口どけ良く、今まで食べていたものと同じものと思えないかも知れませんよ。