この時期に見逃せないヌガーをご紹介します。
南仏SignesにあるFouqueのものです。
えっ!?
モンテリマールのものではないの?と思われた方がいらっしゃるのでは
ないでしょうか?
ないでしょうか?
実はヌガーはギリシアからマルセイユに17世紀初めに伝わったお菓子です。
最初はくるみを利用していました。そのことから、最初の名前は "nux gatum"(クルミを利用したもの)だったそうです。
その後、モンテリマールに伝わり、クルミの代わりに、アーモンドを利用する
ようになりました。そして、現在モンテリマールのヌガーが有名になったようです。
1864年から続く、Fouqueは現在もレシピを変えず、伝統を守り続けて
います。そのこだわり方は、なかなかのものです。蜂蜜を煮詰めるのは薪を
利用し、はちみつ、アーモンドは自分達で採取しているのです。そして、包装はもちろん手作業です。
厳選した材料を使い、良い状態で作れる期間しか作らないので、9月中旬から12月末までしか、製造、販売をされていません。
こんな風だと、頑固で付き合いにくそうな方を想像してしまいますが、デニス
おばさん曰く、「バカンスに毎年遊びに来るように誘ってくれ、訪れるとお姫様になったような対応をしてもらうのよ」とのこと。
ヌガーは白いものが2種類と黒いものがあります。包装紙の色によって違い
ますので、紹介しますね。
ますので、紹介しますね。
白・・・白いヌガーで、アーモンドは湯がいたものを使用。
緑・・・白いヌガーで、アーモンドはローストし、ピスタチオ入り。食感も楽しめるので、私は一番のお気に入り。
金・・・蜂蜜をじっくり煮詰め、アーモンドを加えたもの。香ばしく、アーモンドが好きな方にはかなり好評です。白いものに比べてギッシリ入っています。
3種類とも、後味にしっかりとした蜂蜜を感じますので、このヌガーを一度食べると癖になり、他のもでは物足りなくなってしまうかも知れませんよ!
フランス人の方は、このヌガーを毎年楽しみにされていますので、買い占められる前にご購入を!12月末までは、再度仕入れることが出来るので、冬中は大丈夫だと思います。その後は売り切れご免になります。賞味期限は5月末
までなので、お土産にも安心ですよ。